ぼくログ

娘の愛らしい日々を父の目で書いています。

生後半年の子供と楽しく遊ぶ方法

f:id:bokulog0721:20171123165045p:plain

娘氏が無事7ヶ月目に向かおうとしている。今まではおっぱい吸うマシーンだった娘氏も、人らしい動きができるようになってきた。

さて、ワタシの最近のブームといえば、娘氏と遊ぶこと。
今日は、日々仕事に勤しむが故に子供との距離感に悩むお父さんたちに、子供と楽しく遊ぶ方法を伝えたい。

タオルかけ

遊び方はいたって簡単。子供の顔にタオルをかける。ただそれだけである。

だが、侮るなかれ。人間のとっさの判断力が見られる奥深い遊びなのだ。

今でも忘れられないのが、始めて娘氏の顔にタオルをかけた時だ。あの困惑した様子。タオルを取ろうともがき、空を切る手。ああ、なんと必死な姿なんだ。

しかし娘氏があまりにもつらそうなので、10秒もたたずにタオルを取ってあげる。

すると、娘氏は自分を救ってくれたワタシを見て満面の笑みを見せる。なんという可愛さなのか!

これは癖になる。ワタシは来る日も来る日もタオルをかけ続けた。

今となってはどうだろう。タオルをかけた瞬間に、娘氏はタオルを顔からとってしまう。

そしてタオルの陰から覗く、娘氏の冷たい視線。

最近はその冷たい視線を見たくてやっているのは、秘密だ。

発狂ゲーム

娘氏は近頃感情を表面に出すことが増えてきた。そして、感情が高ぶると大声で叫ぶようになった。

娘氏があまりにも楽しそうに叫ぶので、私も負けじと大声で叫び、喜びを分かち合う。

娘氏がぎゃーんと叫べば、ワタシがうぉーんと叫ぶ。

娘氏があーーーーと叫べば、ワタシがあうーーーーと叫ぶ。

次第に気持ちがなえてくる娘氏を差し置いて、ワタシのボルテージは上がっていき、最終的に一人で叫び続けることになる。

叫び続けるワタシをよそに、お気に入りのぬいぐるみを舐り続ける娘氏。

女心と秋の空は変わりやすいというが、娘氏は生後半年にして女になったようだ。

発狂ゲームは、我が子の末恐ろしさに気付くことのできる大切なゲームなのだ。

スーパーイタイワニー

生後半年を過ぎたころから、娘氏の口に白いものが見えるようになった。

そう、歯が生え始めたのだ。

歯の生え始めは何やらかゆい、というのが通説らしく、我が家の嫁は、しきりに娘氏の身を案じた。

ワタシも同じように案じるのだが、やはり娘氏の成長を目に焼き付けたいという思いが強く、娘氏の口元に手を近づけて、口を開こうとする。

最初は嫌がっていた娘氏も、近頃はワタシの要求をのむようになってきた、と思っていた。

しかしこれは新たな闇のゲームの始まりだった。

1、ワタシが娘氏の口元に指を近づける。

2、ワタシの人差し指が娘氏の下の前歯に触れる。

3、娘氏の上あごが勢いよく降下する。

まさにスーパーイタイワニーの上顎装填バージョンである。

子供の歯がすべてそうなのかは知らないが、我が家の娘氏の生え始めの歯は、のこぎりのようにギザギザしているので痛さは倍増である。

しかし、痛みを感じるということは、それだけ娘氏が成長している証。

娘氏の成長を感じるため、ワタシは今日も闇のゲームに興じるのである。

賽の河原ごっこ

娘氏はお座りができるようになってから、飛躍的に握力が上がり、大抵のものはつかんで持ち上げることができるようになった。

嬉しいワタシは早速積み木を買い与えた。

当初は積み木を歯固めの道具と勘違いして、ハムスターよろしくガジガジと積み木に傷をつきる日々が続いた。

一向に積み木らしい遊びに移行しないのでつまらなくなったワタシは、自分で積み木遊びをすることにした。

今は下僕として日々労働に勤しむワタシだが、これでもかつては積み木界のプリンス(自称)や、積み木ブラフマー(詐称)と呼ばれたワタシ。ひさびさに積み木遊びに腕が鳴り、なかなかの建造物を築くにいたった。

娘氏そっちのけで悦に入ったワタシは、自分の建造物を写真に収めようとした。

そのときである。

慈悲無き一撃が天から落ち、ワタシの建造物は粉砕された。

神とは誰だ?そう、娘氏だった。

娘氏は破壊した建造物をみて、悦に入っていた。ワタシがブラフマーなら、彼女は差し詰めシヴァといったところか。

この日を境に、娘氏の積み木遊びに変化が生じた。

彼女は賽の河原に降り立ったシヴァ神で、ワタシは石積みの刑に処された子供である。

来る日も来る日も、積み木を積み上げては破壊される日々。

賽の河原からでられる日は来るのだろうか……。

ビックリもぐらたたき

娘氏は半年を目前に目の前のものに手を伸ばすことを会得した。

特にお気に入りなのは、だっこしたときにちょうど目の前にやってくるワタシの目だ。

初めはたまたまだと思った。なんとなく目の前にあるものに手を伸ばしているだけだ、と。

だが、そうでないことがすぐにわかった。娘氏はワタシの眼球を的確に狙っていたのだ。

ワタシも負けじとまぶたを閉じる。何度かまぶたをつつく感触を感じるが、娘氏の力ではまぶたの壁を貫くことはできないようだ。ワタシは勝利を確信した。

のも束の間、まぶたを開けた瞬間に娘氏の人差し指がワタシの目をブスリ。娘氏を抱きながら悲しみの咆哮を上げた。

娘氏は生まれながらに急所を突く凶暴性を兼ね備えていたのだ。末はアマゾネスかグラップラーであろう。


以上が、娘氏とワタシの日常である。

このスキンシップが今後の人格形成にどういう影響を及ぼすかわからないので、今後も娘氏の成長を見守っていこうと思う。

もし先輩お父さん方で、それはちょっと……と思われた方。手遅れになる前に忠告のコメントを頂きたい。